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ファイルコピー [雑感]


雨も降っているし止めようかとも思ったけど、どうにも辛抱たまらず買ってしまった村上春樹の「1Q84」。

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さっきからこの状態でじっと本を見ていた。

一体この中に何が書いてあるんだろ。もうワクワクドキドキ。
 
いってしまえばたかが本、ただの小説。なのに何でこんなにワクワクするんだろ。

何で表紙を開きたくないんだろ。




この本の内容に関して自分の頭の中も心の中も真っ白。

逆にこの本の中には何十万という文字でつむがれた物語。
 
本を読む行為って、ここに書かれている内容を少しずつ自分の中に移していく行為。

そう。まるでコンピュータのファイルコピープログラムみたいだな。
 
でもここに書かれている内容は自分なりの解釈に変わっていくわけなので。

やっぱりただのコピーではないな。




今の感じを記事に残したくなった。

考えて、写真撮って、書き始めて、1時間以上。
 
ブログ編集画面の「公開する」にチェックをつけて「保存」のボタンをクリックしたら、すぐに読み始めるつもり。
 
ああ。やっと読める。

さてと・・・。



レオンハルト [音楽]


バッハ作品、もしくはその演奏の本質を捉えたという点で、自分にとっての最高のバッハ弾きというのはグールドであり、極端に
いえばバッハの鍵盤作品についてはグールドの演奏だけ聴く事ができればいいというところがある。

唯一の不満というか不足点があるとすれば、それはピアノによる演奏である事。ピアノによるバッハが駄目だというわけではなく、やはり同時代の楽器(チェンバロ)による演奏が基準としてはあるべきだなと思っていて、”ピアノだけ”というのは少し違うかなという気もする。


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先日レオンハルトのバッハ作品BOXセットを見つけて購入した。CD20枚組みで1枚あたり500円という格安のセット。バッハ演奏の大家レオンハルトの集大成をこんな簡単に手に出来て良いのか?と少し複雑な気持ちにもなったが、今は良きにつけ悪しきにつけそういう時代なのだから仕方ない。

これまでチェンバロによるバッハは、限られた作品しか聴いていなかった。ピアノで聞き馴染んだ楽曲についてチェンバロの音色ではどんな感じを受けるのか。そんな事を考えるだけでも楽しい。


サイコンつけてみた [自転車]


天気の良い休日に自転車で目的地を決めずにふらふらと散歩(散走?)するのは楽しいのですが、何キロくらい走ったのか?どのくらいのペースで走っているのか?等、全く把握されてないのはどうなのかと思った。

と、いう事で以前から興味のあったサイクルコンピュータというものをつけてみた。

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自転車の速度をどうやってリアルタイムに測るのか、これまで謎だったのですが、スポークにつけたマグネットをフレームにつけたセンターで感知して、最初に登録したタイヤ外周長と掛け合わせて距離を出し、後は単位時間との割り算で速度を計算。なるほどコンピュータですね。

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ハンドルバーに装着した本体部分。時速、時刻表示の他に、走行時間・走行距離・平均速度・最高速度・積算走行距離が管理できる。しかし何故また排水溝の上で...


別にサイクルトレーニングをしているわけでもないし、だから何だ?という気もしなくもないのですが、走行中にスピードが表示され、何キロくらい走っているのかが、リアルタイムで確認できるというのは見ているだけで面白いし、後から振り返る事が出来るというのもなかなか興味深い。

以下、先週日曜の走行記録<自宅~荒川サイクリングロード(一部走行)を往復>。

走行時間 2時間20分
走行距離 29.33キロ
平均速度 時速12.5キロ
最高速度 時速39.9キロ 

平均速度が妙に低いのは、道に迷ったり押して歩いている時間が長いからだと思われます。
というか計算が微妙に間違ってるような気がするのは気のせい・・・(・Д・ノ)?

不思議なものでこうやって数字にしてみると、もっと早く、もっと長く、という気持ちになってくる。
わりと自分にもスポーツマインドがあるのだなあと見直してしまいました(w。


ありがとう、キヨシロー [音楽]


キヨシローの告別式(葬儀式)に行ってきた。
どうしても行きたかった。

***
中学3年の冬休み、近所に住む同級生のS君が「これ、聞いてみろよ」とくれたカセットがRCサクセションの「ラプソディー」。その頃はまだ、普通にカッコいいものがカッコいいと思っていた頃で、”キモちE~”とか”ボスボスボ~ス”とか言ってる歌詞はどうなんだ、声もちょっと変わってる、名前も変わってる、カッコいいんだか悪いんだか・・・などと思いながらも、それまで自分が知らなかった種類の魅力を感じてRCのファンになった。それから「シングルマン」も「PLEASE」も「BLUE」もどれもテープが擦り切れるほど聞いた。

高校1年の秋、地元にRCがやってきた。クラスの友人達と「見に行くぞー」とライブを観に行った。300人規模の小さな県民会館でのオール・スタンディングのライブ。ステージとも呼べないくらいの低いステージ、すぐ目の前10mくらいで、キヨシローが右へ左へ動き回ったりしてるものだからもう最高。実はそれが初めてのロック・コンサート体験。私は昔も今もライブで飛び跳ねたりする事は出来ない人だけど、その夜のライブはそういう事に全然抵抗を感じなかった。本当に楽しかった。

高校時代の音楽好きの友人たち。普段好んでいる音楽はバラバラでも、RCだけは特別で皆が大好きだった。RCが好きというだけで根っこの部分では皆同じなのだと理解できた。他には全く共通点がないやつとでもRCが好きというそれだけで友達になれる気がした。真っすぐさとか元気さとか・・・あの時期にキヨシローの歌を好きになるという事がなければ、自分は今よりもっとつまらない人間だったような気がする。


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ありがとう、キヨシロー。あなたはキング・オブ・ロックです。


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ブロ号 [自転車]


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Brompton買ってしまいました。

数年前から「また自転車欲しい」と思っていたのですが、置き場所の問題とか車種とか必要度とか・・・だらだら考えているうちに結局今頃に。

昔プジョーのパシフィック18(r&m BD-1のライセンス車)を持っていたんだけど、スポーティな乗車姿勢に馴染めずにあまり乗る事もなく手放してしまった。体格・体型がスポーツしてないんですね、ワタシは・・・(;´д`)

やっぱりBromptonだ!と思ったのは、北京五輪閉会式での次期開催地ロンドンのアピールセレモニーを見ての事。大掛かりな中国のショウの直後だったせいもあってか、冒頭Brompton他の自転車が走行してくるシーンというのはなんとも自由・軽快なカッコ良い印象があって・・・。これぞロンドンだな~と思いました^^。

特にメタボ対策というわけではないんですが、最近あまりの運動不足に筋力が落ちているような気がしまして、自転車なら上半身の筋肉も使うし、という事でようやく購入を決意しました。

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2009年モデルを購入。今年からフレームがマット(つや無し)カラーに。
従来の
ペイントに比べ、写真で見る分にはなんだかさえない印象もあったのですが、実物をみるとなかなか悪くない。60年代の英国車みたい。

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こんな風に開いていきます(この状態で駐輪できる)。

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「への字」のフレームはずっとデザインなのだと思っていたんですが、折りたたんだ時にコンパクトにまとめるためのひとつの機能なのだと気づいて感心した。知恵のカタマリ。


とりあえず近所を走行(といっても20キロ程度)してみての簡単なインプレッション。

  • 乗車姿勢はいわゆるママチャリに比べれば前傾姿勢。ただしプジョー(前述)の時に感じた「四つんばい」の印象はなくノン・スポーティな自分にはかなりラク。
  • 車体の剛性は高い。折りたたみバイクゆえのミシミシ感はプジョーの6割くらいか。
  • 小経車ゆえの乗り心地の硬さは強い(プジョーに比べても硬いかも)。路面のデコボコをかなり拾うので、長時間走っているとお尻が痛くなる(特に歩道)。シート調整(高さ・角度)やハンドル角度の調整でなんとかなりそうな気もしますけど、お尻の薄い人(自分)はいっそシート交換を検討してもいいかも知れない。
  • 走行性能は秀逸。速度が出る出ないではなく、高速巡航時の安定感と疲労の少なさはなるほどの性能だと思う。
  • 折りたたみ性能?について。全5工程の順序・方法を覚えるのに最初戸惑って、ショップの人に「違う違う」とか言われていたのですが、少し練習して慣れるとすごく簡単。恐ろしく小さく綺麗にまとまるので保管と移動がしやすい(変な出っ張りがなく持ちやすい)。ただし11キロあるので、それなりに重いんですが・・・。 


久しぶりに自転車に乗ったら、やはり筋肉痛になってしまいました(腕と背中。太ももは何故か痛くない)。まあそれだけ体を使っているという事か。

いつかBromptonの最大の強みを生かした輪行にもチャレンジしたいなと思います。


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