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生活をパッキング [雑感]

10連休取られてる方も多いと思います今年のゴールデンウイーク。皆様いかがお過ごしでしょうか。ワタシはといえば引っ越し準備の真っ最中なのです。

もうずいぶん前から部屋が手狭になって引越しは常に頭にはあったのですが、その作業の大変さ(物件契約、各種手続き・連絡、荷物整理、引越作業、部屋作り、生活作り・・・)を思うと尻込みしてとても実行には至らない。面倒というか難しいというか・・・まともに考えると出来る気が全くしない。

それが今回はなんとなくあれよあれよと引越しの流れが出来てしまったというか...人生わからないものです。

煩雑な手続きもそうなんですが、さらに困ったのが何しろ手狭な部屋に大量のモノがあふれている事。レコード約1000枚。CD約1000枚。複雑に絡み合ったオーディオビジュアル機器群(レコードプレーヤーなんか4台もあるんですw(馬鹿か?)。大量(すさまじい量...)の本、雑誌、書類。そしてよくわからない物体の数々。もうここに書くだけで疲れてきます。こんなの引っ越しできるのかしら...と。

最近では街中で引越しトラック見るたびに「あれ何トン(トラック)?」「俺の荷物はあれなら入るか?あれでは無理か?」「デカい!あれうちの前に停まる?」・・・などと気になって気になって仕方ない。またあちこちで段ボール見かけると「●●の梱包に使えそう」とか「強度は大丈夫?」とかそんなんばっかり。ノイローゼ発症中?

引っ越しって数トンのモノを移動させますが、って事は数トンの物体(個数にすると何千個のモノ)と向き合わなくてはならないと言うことで...頭で考え始めると発狂しそうになりますわ、本当。

引っ越しにあたって結構要らないモノ処分も進めてるのです。AV機器、パソコン、家具、本、書類、服・・・しかし捨てども捨てどもモノが減る気配が一向にみえない。そしてあんまり景気よくモノを捨ててると不思議な気持ちになるんですよね。大切だと思って持っていたものも捨ててしまえばなんてことはない。こうやって自分が夢中になったレコードを捨てCDを捨て道具を捨て・・・そうすると行き着く結論は「あれ?もしかして俺も要らないんじゃない?」なんて...。恐ろしい考え方ですよね。。。

モノって増やすのは簡単。お金払って買えばいいんだから。でも減らすのはとてもエネルギーを必要とし、スキル・テクニックが無いと難しいというのがよくわかった。

片付け術といえば世界を席巻する”片付けのグル こんまり”こと近藤麻理恵様。昔は可愛らしい片付け大好き女子といった印象の女の子だったのが、アメリカ進出、全米でもベストセラー。最も影響力のある100人。今ではNETFRIXに冠番組まで持ち、自信に満ち満ちた態度で迷える子羊たちを導くまさに教祖様の雰囲気。洗練されたというか綺麗になりましたよね。これがこんまりメソッドの効果か!(というか映像見るとやっぱり片付け大好き女子なのは同じかな。なぜかジブリアニメの主人公に見えてくるのが面白い)。

こんまり様。大量のモノに依存し唯物主義に毒されたこのワタシめを叱って欲しい、もとい、正しく導いて欲しいw。

いや冗談じゃなく今回本当に思ってるんですけど、モノを大量に持つってどうなんだろうねと。いま箱詰めしているもののほとんどは普段は使わないものばかりで、それに苦しめられてるってどういう事なのかと。勿論、なんだかんだと一つ一つのモノに思い出とか思い入れはある。これ買った時はどんな時だったとかその時代どういう風に使ってたとか。ただ反面で今こうして引っ越しの障害でしかないものになってしまっている。

モノとは何か?どういう風にモノとつきあっていくか?まさにこれは哲学の領域。

引っ越しに際してモノと向き合って自分の人生を考えてしまうという、御代替りのこの時期にすごい事になっちゃってるな、しかし...。


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