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自作スピーカーその3 [オーディオ]

その後、アンプを手持ちの中華デジアン(FX-AUDIO FX202J)に代えてみたところ印象はがらりと変わりました。

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学研真空管アンプの時と比べて、力のある音がしっかり前に出てくる。元々の綺麗な中高域はそのまま、目論見通り不足もしくは無かった中低域~低域が加わった感じ。普通に聴ける音になりました。

しばし音楽鑑賞。

アルミコーティングユニットの特徴だと思いますけど、キラキラした高音がやはり特徴で、オーディオチェックにいつも使用するELOが楽しく聴けます。また音数の少ない女性ボーカルやアコースティック系のものをボリュームを少し上げて(12時くらい)聴くと、もはや近接使用ならこれで十分じゃないかと思える音がします。密封型のせいかやはりある程度音量上げた方が良くなるかな。


結局のところ、普通にアンプ使ったら普通に鳴ったという事になります。
一番初めに電池式真空管アンプなどという特殊過ぎるものを使ったのが大間違い。
テストの手始めにイレギュラーケースを与えてどうするのかという(-_- 。。
ただこれ元々デジタルアンプ(基盤)につながっていたものでその部分での相性みたいなものもあるのかも知れないなあと思いました。



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密封型のセオリー通りに吸音材を入れてみる。フェルト材を買ってくればよいのですが元々100円もしないユニットにそれもどうなの?というわけで古い布切れ再利用。が、実際のところあまり効果は感じられない。よく使用前使用後の音質比較みたいな話しありますけどワタシは大いに苦手。折角入れたからそのままにしましたけど。

その後バッフルとボックス部を木工ボンドで接着して完成。
なかなかに満足できた結果になりました。




少しタネ明かし。実は今回の作業、開始したのは6月始めだったのです。その後地獄のワールドカップ期間があり、その後猛暑が始まって、スピーカーだの音楽だのといったことには全く気力がわかずに過ごしたのですが、つい先日思い返したように再開、記事にしたという次第です。

メーカー完成品は当然ですがどんなスピーカーでもちゃんとしたバランス良い音が普通に出て、仕上げも綺麗で均質に仕上げられている。今回お遊びとはいえ自分で工作してみて、それは当たり前ですけど当たり前でない事だなーと妙に感心。

客観的に見ると今回のこれ、そんなメーカー品から見ると音も仕上げも正にごみレベルですが、自分が手を掛けて作ったという事の思い入れで妙に音が良く音楽が楽しく感じる。

欠けているもの見て、その上で、足るを知る、もしくは足してみる事が出来る。
自作も面白いかも、と思いました。


*
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味をしめてこんなの入手しました。「自作スピーカーその4」として記事になるのは2年後くらいかな(オイオイ。

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自作スピーカーその2 [オーディオ]

では作業開始。

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ホルソーで穴をほるそーw。


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貫通!

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ノコギリで木を切る。ただまっすぐ切るだけなんですが木をただまっすぐに切るのはなかなかに難しい。そもそもノコギリを使う事自体が約40年ぶりくらいなので。。。


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スピーカーケーブル1.5㍍(アマゾンbasic)をユニットにはんだ付け。なんか焦げてるように見える?気のせいですw


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バッフル板にスピーカーを木ネジで取り付け。

※作業上の注意。必ず最初に下穴を開けてからネジ止めしましょう。いきなりドライバーでネジ止めを始めると(ドライバーぐりぐり)あれ上手く入らんな(ドライバーぐりぐり)。そのうちに手が滑ってユニット直撃「うわーやっちまったー(><;;
」という事になりかねません。私はなりましたけど。。。



以上で手のかかりそうな作業は終わり。
この段階で一旦テスト。元々のダイソー製アンプ基盤から出てるスピーカーの信号線を新スピーカーケーブルと簡易結線して音出し試聴。おお、普通に音が出た(当たり前だ。

続いてバッフル板とボックス部を輪ゴム止めしてアンプに接続。使用アンプは懐かしの学研製真空管アンプ(https://buji.blog.so-net.ne.jp/2007-12-10)。いきなり大出力を入れてあちこち壊れるのも怖かったので。テスト用にいいかなと。


では再生開始 ♪

・・・。

ん?

・・・。

なんじゃこのヘボな音は。なんか芯のないスカスカした音。ボリューム上げてもイコライザかけても全然同じ。これならオリジナルの状態の方が全然良かったかと。


箱の選択を間違ったのか?ペラペラ過ぎ?  と、そんな事以前になんだか基本的なところが全然出来てない気がする。あまりにヘボい。。。

期待していた分ショックが大きい。疲れた。もうダメだ。
しかし所詮こんなものなのかも知れないよなあ。100均部材だもんな。
ずいぶん手間暇をかけたのに、とほほ。

・・・という事で、企画倒れにて終了・・・しそうだったのですが、その後...



※長くなりそうなので再び次回に続くとします。いつまで続けるんだ、この記事。。。



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自作スピーカー [オーディオ]

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じゃん! 3.5センチフルレンジユニット搭載。密封型自作スピーカーです。
製作費は1個あたり約300円!(注:部材費のみ。人件費入れると10000円位に跳ね上がりますw)。この音の良さを伝える術がないのですが大体3480円(ペア)くらいの音がしてます? プラセボ効果込みですが・・・。



きっかけはネットで見かけたダイソー300円スピーカーの記事。
冬頃に話題になっていた商品みたいで「300円なのに結構いい音がする」「確認してみると結構立派なユニットを使っている」「でも低音は出ない」・・・などなど。皆さんいろいろ改造したりして楽しんでます。(興味のある方は、ダイソー300円スピーカーでググってみてください。見てると楽しいです。)

で、その300円スピーカー。入手して聴いてみるとなるほど聞けないこともない音がする?

表現が微妙ですが、よく使われる慣用句「安い割には...」の範疇ではもちろんあるのですが、巷でよく見かけるプラスティッキーな安物(百均やバラエティショップで見かけたりグッズ系雑誌の付録でつくようなもの)とは全然次元の違う音がする。中低域~低域は無きに等しきですが、それより上はなかなかのもの。音源によってはある種の聴き応えすら感じる部分もある。


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USBで電源供給、ステレオプラグでオーディオ入力のアクティブスピーカー。

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中を開けてユニットを確認すると確かに立派なユニットが使われている。このユニットの原価はウン十円? スゴい世の中だ!


面白そうなので私もスピーカー自作DIYをやってみようかなと思った次第。
製作テーマとしては「このユニットを使って今よりいい音を出すスピーカーを自作する。元が元なのでなるべく安価で!」というものになります。

もともとのアンプ基盤を流用するか考えたのですが、とりあえず無しでパッシブ方式としました。出来るだけいい音を出すには別アンプを使える方が有利...というのは言い訳で、実際は製作の簡単さが理由。。。同じ理由でターミナル等も使わずケーブルも直出しとしました。。。
ワタシはDIYに関しては超初心者、というか未経験、初体験なのです。。。

材料を百均で調達。キャビネット用に木製のファンシーボックス、バッフル用の合板、その他木ネジなど。

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ファンシーボックス。なんだか薄っぺらで頼りなさげな箱ですが...あえてここは木箱の響きを生かしたものにしてみるかと。ハーベスみたいな。。。

それでは製作開始。
(記事が長くなるので、次号に続く、とします。。。)



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