政治家発言にツッコミ [雑感]
4月末だったか、GW前の暫定税率復活(ガソリン値上げ)に関して、町村官房長官が「ガソリンの価格を高く設定してその消費を抑制することは地球温暖化対策に確実に役立つ」と発言。
ロジックとして間違いがあるわけではないんですが、直近の政治課題を地球環境問題という複雑系の問題に結びつけるダイナミックさに唖然。
ガソリンを値上げすると消費を控える気持ちは少しは生まれるとしても、それが「地球温暖化」対策にどれほどの効果があるのかしら?と疑問を感じてしまうし、そもそもそれで車を走らせる道路を作ったり、タクシー乗りまくったりしてるんだから、なんだか笑い話じゃないかと。
その町村官房長官。今度(5月11日)は道路特定財源の一般財源化に関して、「一部を北海道の整備新幹線につぎ込めないか」と発言(北海道は町村官房長官の地元)。新幹線整備に費やされるエネルギー(燃料、材料)により、地球温暖化にかなりの悪影響があるのでは?と突っ込みたくなっちゃいます。
先日の伊吹幹事長の「お殿様は国民。国民が使っているものに年貢が追いつかない場合は、国民が年貢をもう少し増やすのは当たり前」の発言もそうなんですが(こちらはロジックそのものが変?)、なんだか皆疲れて投げやりになっているような気が・・・。
政治家というのは一般の国民と物事の考え方(対象範囲や深さ、優先づけ)が同じであっては出来ない仕事だと思うので、その発言に理解しがたい部分があるのはやむをえないと昔から思っていますが、最近の政治家の違和感のある発言には「額面通りにおかしな事言ってるかも」と変な心配をしてしまいます。
やっぱりお疲れなのかしら・・・。
政治家もひとつの職業として、世界中から優秀な人材を連れてきて余計な思惑や利害抜きでプロフェッショナルな仕事を行ってもらう、という事があってもいいのでは、などと改めて考えてしまいました。道路特定財源の一般化(生活者財源)の使い途としてどうでしょうか?
えっ、だめですか。そうですか・・・(-_-。