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30年 [雑感]

1973年発売のビートルズ赤盤青盤は20年後の1993年9月に初CD化された。デジタルリマスタリングで音がとてもクリアになったという触れ込みだったような。当時20代後半の自分は担当案件が大炎上して身も心もボロボロの時期。秋になってようやく生活のペースも戻り始めた頃にようやくこのCDを入手できた。それまでビートルズの初期の音源を所有していなかった事もありCDで聴くクリアなビートルズの楽曲が妙に新鮮だったのを憶えている。


そしてちょうど30年後の今月、赤盤青盤リリース50周年のタイミングで、新ミックスの赤盤青盤が発売された。AIマシンラーニングを使った新ミックス(デミックス)の内容については、初期のモノラル期のなんちゃってな感じのステレオ音源が今の耳にも違和感ない自然な感じに変わっているのがやはり素晴らしい。


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新旧CDをとっかえひっかえ各曲の印象の違いを確認。なんと楽しい事か。


ビートルズについては各アルバムが何十周年アニバーサリーのタイミングでリマスターやリミックスが施されたものが繰り返し再発される、その、これでもかの商魂にはこれまで少し批判的な見方もしていたが、今回、それだけの価値のある音楽なのだという認識の方が勝ってしまった。半世紀近く耳タコになるほど聴いてきて未だに驚きを感じられる音楽って凄い事だ。



***

30年の時が過ぎた。。。

20代後半の自分は50代後半の自分の姿をリアルには想像できなかった(想像しなかったと言うべきか…)。50代後半の今、20代後半からの30年間を振り返ると、ただただ光陰矢の如し。もちろん色々な出来事はあったわけだが、印象としてはあっという間に過ぎてしまった感が強い。これは怖ろしい事だ。。。

そして50代後半の今、30年後80代後半の自分の姿は、肉体的な衰えとか暮らしぶりとか、もうなんとなく想像できるようになった(あまり考えたくはない、いくつかの条件付きではあるが。。。)

80代後半の自分は何を考えているのだろう。ビートルズの音源を聴いてやっぱりビートルはモノラルに限るな...等とブログに書く気力や体力が残っていれば幸いだ。


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30年の時をはさんだ新旧のオビ。

今は無き東芝EMI。20世紀「心の聖書(バイブル)」♪


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生活をパッキング [雑感]

10連休取られてる方も多いと思います今年のゴールデンウイーク。皆様いかがお過ごしでしょうか。ワタシはといえば引っ越し準備の真っ最中なのです。

もうずいぶん前から部屋が手狭になって引越しは常に頭にはあったのですが、その作業の大変さ(物件契約、各種手続き・連絡、荷物整理、引越作業、部屋作り、生活作り・・・)を思うと尻込みしてとても実行には至らない。面倒というか難しいというか・・・まともに考えると出来る気が全くしない。

それが今回はなんとなくあれよあれよと引越しの流れが出来てしまったというか...人生わからないものです。

煩雑な手続きもそうなんですが、さらに困ったのが何しろ手狭な部屋に大量のモノがあふれている事。レコード約1000枚。CD約1000枚。複雑に絡み合ったオーディオビジュアル機器群(レコードプレーヤーなんか4台もあるんですw(馬鹿か?)。大量(すさまじい量...)の本、雑誌、書類。そしてよくわからない物体の数々。もうここに書くだけで疲れてきます。こんなの引っ越しできるのかしら...と。

最近では街中で引越しトラック見るたびに「あれ何トン(トラック)?」「俺の荷物はあれなら入るか?あれでは無理か?」「デカい!あれうちの前に停まる?」・・・などと気になって気になって仕方ない。またあちこちで段ボール見かけると「●●の梱包に使えそう」とか「強度は大丈夫?」とかそんなんばっかり。ノイローゼ発症中?

引っ越しって数トンのモノを移動させますが、って事は数トンの物体(個数にすると何千個のモノ)と向き合わなくてはならないと言うことで...頭で考え始めると発狂しそうになりますわ、本当。

引っ越しにあたって結構要らないモノ処分も進めてるのです。AV機器、パソコン、家具、本、書類、服・・・しかし捨てども捨てどもモノが減る気配が一向にみえない。そしてあんまり景気よくモノを捨ててると不思議な気持ちになるんですよね。大切だと思って持っていたものも捨ててしまえばなんてことはない。こうやって自分が夢中になったレコードを捨てCDを捨て道具を捨て・・・そうすると行き着く結論は「あれ?もしかして俺も要らないんじゃない?」なんて...。恐ろしい考え方ですよね。。。

モノって増やすのは簡単。お金払って買えばいいんだから。でも減らすのはとてもエネルギーを必要とし、スキル・テクニックが無いと難しいというのがよくわかった。

片付け術といえば世界を席巻する”片付けのグル こんまり”こと近藤麻理恵様。昔は可愛らしい片付け大好き女子といった印象の女の子だったのが、アメリカ進出、全米でもベストセラー。最も影響力のある100人。今ではNETFRIXに冠番組まで持ち、自信に満ち満ちた態度で迷える子羊たちを導くまさに教祖様の雰囲気。洗練されたというか綺麗になりましたよね。これがこんまりメソッドの効果か!(というか映像見るとやっぱり片付け大好き女子なのは同じかな。なぜかジブリアニメの主人公に見えてくるのが面白い)。

こんまり様。大量のモノに依存し唯物主義に毒されたこのワタシめを叱って欲しい、もとい、正しく導いて欲しいw。

いや冗談じゃなく今回本当に思ってるんですけど、モノを大量に持つってどうなんだろうねと。いま箱詰めしているもののほとんどは普段は使わないものばかりで、それに苦しめられてるってどういう事なのかと。勿論、なんだかんだと一つ一つのモノに思い出とか思い入れはある。これ買った時はどんな時だったとかその時代どういう風に使ってたとか。ただ反面で今こうして引っ越しの障害でしかないものになってしまっている。

モノとは何か?どういう風にモノとつきあっていくか?まさにこれは哲学の領域。

引っ越しに際してモノと向き合って自分の人生を考えてしまうという、御代替りのこの時期にすごい事になっちゃってるな、しかし...。


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選択と集中 [雑感]

もう普通のことですが近頃は昔のロック名盤のウン10周年記念とかのボックスセットの発売が目白押し。1968年からちょうど50年の今年はホワイトアルバムとかジミヘンとかザ・バンドとかビレッジグリーンとか超名盤揃い(そういえばゼッペリン1stも68年だったような…。これの記念盤出てましたっけ?)

その内容は、リマスターCD、デモ音源・オルタナバージョン等満載のおまけCD、ハイレゾ音源・映像等のブルーレイ、重量盤アナログ、写真や制作資料満載豪華本・・・等々全部入りの豪華デラックスセット(松?1万から2万くらい)から、それを抜粋したもの(梅?数千円)まで様々なバリエーションあり。

なんとかして客単価を上げたいレコード会社の思惑もあるのだろうが、それよりも制作側の熱い気持ち(誇らしい仕事の全てを知って欲しい)によって企画されてるものも多くあるように感じます。

とはいえ、そんなの全部買ってたら財政破綻必至なので、作品への思い入れと自分の興味や内容を吟味して、選んで買ってます。



それに加えて年末のせいかたまたまなのか先月あたりから購買欲を刺激するようなタイトルの発売ラッシュ。
そんなこんなで買ったはいいが聴いてないCDが部屋にたまってしまう積ん読ならぬ積ん聴状態が発生。

音楽って聴くには必ず相応の時間を必要とするわけですけど、世間の音楽好き、特に前述したデラックスセット(松)とかをばんばん買うような人はそれをどうやって聴いてるんだろうか?不思議で仕方ない。誰かタイムテーブル公開してください(笑。



私、普通に仕事(会社員)してるんですけど、もはや仕事って自分の生活の中でのプライオリティで言うと1番でも2番でもなく、では何番目か?とつい考えてしまうほどに高いものではない(というか昔から1番だった事はたぶんないですが。。。)

そして会社員として仕事をしているので一日の大部分(通勤時間含めると10時間程度)は拘束というか仕事に時間を費やしている。

これってなんだかコスパが悪いなあと。優先度の低い物事に対して一日の大半を費やすって、すごく不経済な話しですよね。

最近というかここ数年、自分の年齢とか亡くなってしまった人を見てきて、時間が限られている事をより強く意識するようになってしまった。選択と集中じゃないですけど、いろいろと選んでいかないといけないのかしら、とそんな事をまた考えてしまいました。

なんかしみじみした記事になっちゃったなあ。。。

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これはその購買欲をそそられた方のもの。クリムゾンはあまり熱心には聴いてきていなくて最初特に興味なかったのですがこのヒプノシス風なジャケットにやられてしまいました。内容は...♪ばーん!うおー!の高嶋兄状態ですw しかし驚くべき演奏ですよね。。。

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ガラスやすり [雑感]

爪の伸びが気になる方で、爪が伸びてあちこちに引っかかり始めると気になって気になって仕方ない。指先が綺麗な男はモテるそうですが、モテるモテない関係なく爪の手入れは頻繁に行う男なのである。

少し前にネットでガラス製の爪やすりというものを見つけた。チェコ製のブラジェク。ガラスで爪やすりっていかにもヨーロッパ的な感じ。なんでも半永久的に使えるのだとか。ガラスで爪を削るってどんな感じなのか。キーキーしたあの嫌な音は出ないよね…。それほど高い物でもないし、いつか使ってみたいと考えていたら...


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先日某100円ショップDで見つけてしまったのである。見事なガラス製爪やすり。見た目はネットで見たブラジェクそのまんま。今は何でも100円ショップで見つかるのだなと感心。こういう製品は高いも安いも機能的には変わりはないだろうし迷うことなく即購入。早速使ってみた。


おお!削れる。しかも削れる感触がいい感じ。

ガラス表面にザラザラのヤスリ面が刻まれている作りは普通の金属製のものと同じ。ただ爪を削る感じが金属のものに比べると柔らかいというか独特の気持ち良さ。


これはナイスな買い物をしたなあ。ナイス”D”なんて思って1週間ほど気持ち良く使っていたのだが…。

4回目くらいだったか使ってみると、摩擦感がなくスルスル滑っていくのである。なんで?


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見てみると爪やすりのやすり部分が擦れてなくなってしまっている。うーん半永久的に使えるんじゃなかったの?


...。


この原因は何か…

可能性1)私の爪が硬すぎる
私の爪が世間一般的な基準からして硬すぎるとか・・・?

可能性2)品質が悪い
Dには申し訳ないがやっぱり安物(100円)なので、それなりの品質なのかも?

可能性3)使い方が悪い
もしかして使い方が間違ってるという可能性もある!と考えた。


検証。


検証1)それはない!
まあ、人より硬い可能性はあるかも知れないけど一応やすりと銘打っている製品より人体の一部が硬いって事はないでしょ。ウルバリンじゃないんだから。。。



検証2、3)を行うには...以下の方法がある。

(1)本物のブラジェクを入手して今の使い方で試してみる。

(2)同じものを再びDで購入し、正しい使い方を試してみる。


(1)では、使い方に問題があった場合、ブラジェクを駄目にしてしまうかも知れない。出費が惜しい。

(2)について、そもそも使い方に正しいも正しくないもあるのか。説明書には「一方向に動かせ」とあるがこれは爪の保護の為であってやすりの保護じゃないでしょ。ネイルケアのお姉さんとかなら正しい使い方知ってるのかしら。。。


ということで行き詰まってしまい、いったん保留中。

にしてもガラス製爪やすりの削れる感触は気持ち良い。引き続き検証予定。

どんな暇人なんだか...(´・ω・`)


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やすり面を削ってしまう爪って一体。。。


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騎士団長殺し [雑感]

まあ一種のお祭りでもあるので、村上春樹の新作長編「騎士団長殺し」(すごいタイトルだ!)は2月24日発売日に買ってきた。まだページは開いてない。

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今でこそ村上春樹の作品だから欠かさず読むという事はなくなりましたが(昔はそうだった)それでも村上春樹の長編作品についてはものすごく期待してしまう。

2009年5月「1Q84」の時も同様な記事を書きましたけど、一番最初になにが書いてあるんだろうと、最初のページを開くまでのわくわくした時間。久し振りにそんな気持ちを味わってます。

いいな、こういうの。


*

村上春樹の長編作品の魅力を思うに、目には見えないし言葉だけで説明するのがとても難しいこの世界のことがらについて物語を通して語っているという事がある。そしてそれを読んで共鳴する自分について考えてみる。さて今作については何についてどんな風に書かれているのか。これから暫く読書の楽しみに浸ります。


よなよなキーボード [雑感]

最近夜な夜な2種類のキーボード練習に勤しんでいる。ひとつはコンピュータのキーボード。もうひとつは楽器のキーボード、というかピアノ鍵盤。

どちらも今更なんだの話しなのですが...。

コンピュータを使ってはや30年にもなるし、文字を打つのに何の不自由もないのですが、実はワタシ正しいブラインドタッチというものが出来ないのです。キーを打つ時無意識的習慣的にキーボードを見てしまっている。当然ホームポジション関係なし→正しい指使いの必要なし→10本指をその場その場で器用に使いこなす超自己流。

考えながら文章打つ時に度々中断が入る。ブログ書く時なんか、あの話しをここで挟もうか後にしようか、この表現にしようかあの表現にしようか、この言葉あの言葉・・・と結構多層的にいろんな事考えてると思うんですが、その時都度都度中断が入ると、あれ?俺は何を書こうとしてたんだっけ?の状態になる。まあメモリが小さいだけなんですが…(*_*)

今年に入ってそれを痛感するような事があったもので一念発起してブラインドタッチをマスターしようと思い立った次第。
 
もう3週間。ゆっくりめならキーボードは見ないで打てるようにはなった。が、指使いが崩れてしまう場合がある。タイピングソフト等で決められた文字文章を打つ時は良いですが、ビジネスメールなど急いで打とうするとつい昔の指使いが出てきてしまう。さすがは30年の年季もの。

という事で矯正の為、日夜奮闘中 。

もうひとつはピアノ鍵盤。ここ5年くらい練習習慣がなくなっていたもので…。
 
久し振りに弾こうとしたら指というか頭が全然機能しませんでした。譜面の見方、タテ(音程)とヨコ(拍、拍子)を一瞬で見るチカラといいますか、それが無くなってます。指はまあ動くんですけど残念。

昔出来たものが出来なくなるのも癪なので夜な夜な練習してるという次第。こちらは1週間くらいですけど少し回復しました。昔弾いた曲でも譜読み間違ってる事に新たに気付いたりしてw。


ちょっとキーボード蝕感フェチ(※)なところがあるので、どちらも楽しんでやってます(^.^)
 
 
キーを打つ時、指腹に感じる機構の感触、HP200LXだとプチプチ、NEC PC98ノートだとパコパコ、90年代の安っぽいDOSV機だとカチャカチャ、ピアノだとアクションの作動やらボディの響きやら・・・指腹に感じる触感の気持ち良さ。スマホのフリック入力に未だしっくりこないのはやはりフィードバックが無いからなのかなと思います。
iPhone7ではホームボタンの押込みを振動でフィードバックさせてますけど、あれはちょっと気持ち良い。あれをフリック入力時も付けてくれればいいと思うのです。電池減りそうだけど。

すごく具体的な話 [雑感]

ご多分に漏れず毎週火曜10時からTBSでやっている「逃げるは恥だが役に立つ」を観ている。きっかけはこれまた世間で話題の恋ダンスなんだけど、ガッキーちゃんのダンスがカワイイのは当然として実は石田ゆり子さんのダンスも妙に可愛かったりする。石田ゆり子演じる土屋百合はガッキーちゃん演じる森山みくりの伯母(!)役でアラフィフ設定...いや、この可愛さはアリ得ない・・・と、今回はそういう話ではない。

部屋の話である。星野源演じる津崎とみくりが同居?するマンションなのであるが独身男(35)が独り暮らしするにはかなり広い。65平米はこえるのではないか。賃料はざっと18~20万? 30代半ばのシステムエンジニア職、みくりに20万からの給与を払えるわけだからそれなりの収入はあるのだろうがそれにしても贅沢な部屋である。

さらに津崎はいつもカジュアルな服装なのであるが、着ているシャツはUNIQLOとかそういうファストなものでなくSHIPSとかUAとかのセレクトショップに並んでるようなやつで、さらに日が変って同じものを着ているのを見た事がない、なんじゃそりゃ。そういえばリビングの棚にチボリオーディオのセットがさりげなく置いてあるな約10万円・・・と、今回はそういうルサンチマン的な話でもない。

広いしお洒落だしなんじゃこのいい部屋。それに比べて(ワタシの)部屋のなんとごちゃごちゃしてる事よ、とほほ。 部屋の広さは物理的に仕方ないとして、やはり床に物を置かないとかインテリアのセオリーを守っているからだろうな...などと思いながら見ていてどうしようもない事を認識する。

ワタシの部屋は、部屋よりモノの方が大きい!

いや、部屋の中に収まっているわけだからそれより大きいモノはないですが、存在というか主張が部屋よりモノの方が勝っている。1000枚に達しようかというレコードの他、本の量がものすごい。レコードは自然置き方が決まるものなのでスペースはとってもそれほどゴチャゴチャはしないんですが、本の場合は本棚に入りきらなくなった(というかもはや本棚があるのかないのかすら分からない状態ですが)本の山が居間だの寝室(みたいな部屋)のあちこちに積み上がっている。数えた事も数える気もないですが推定千数百冊。これは駄目だ。。。

趣味:読書といえるほど本読んでるわけではないと思うのですがしかし、バーナード嬢曰く見てニヤリとする程度には本好きで、書店があるいとつい入ってしまう感じ。最近ネットのおかげで雑誌類は買わなくなりましたが、本はつい買ってしまう。出版不況のせいかカタログされている書籍もしばらくすると絶版になってしまう事もあるので以前よりむしろ財布の紐がゆるくなってしまっているような気が・・・。津崎の部屋にはこんなに本がない、当たり前ですが。。。

以前は近所に買取を行ってくれる複合書店(しかも某ブックオフなどに比べて査定がゆるい)があって、読まない本があるとちょくちょく持っていっていたのですが、出版不況のせいなのかそこが閉店してしまい、おかげで今は増える一方になってしまっている。そりゃ山が積み上がるわ。

モノに限らず、お金も栄養も(知識、情報も)そうですけど、人生というか生活は、入力/出力のバランス(を維持する事)だと思います。広い部屋に引っ越す前にモノを減らす方が先決ですよね、やっぱり。。。 
 
 

初号機、巨神兵、ゴジラ [雑感]

シン・ゴジラ関連でエヴァTVシリーズがもう一度観たくなり、輸入格安DVDボックスを探して、劇場版(旧)と併せて、ここしばらく見直していた。

テレビ放送当時、グダグダで意味不明だった最終2話付近も、DVDで確認しながら(wikiの助けも借りて)見ると、きちんと整合性ある筋道があった事がわかる。要は劇場版で表現されている現実世界(外面世界)の出来事の同じ時間軸での各人物の内面を表現したものが最終2話であったという構造。

とはいえそれ後付けの話であって、本来テレビシリーズなんだから、その中で完結させてなきゃ駄目でしょ。ヒト、金、時間・・・等々、
やっぱり不足の露呈だったのかなと思ってます。。。

にしても最後の展開というのは、サイエンスフィクションに抵抗ない自分にもかなりぶッ飛んだものといわざると得ない。イマジネーション限界ぎりぎりのレベル。作り手の想像力ってすごいよね。劇中劇や「私」を登場させる手法についてはちょっと消化不良な感じはしましたけど…。

***

話戻ってシン・ゴジラ。2回劇場に観に行った。

1回め。絵の構図とか音楽とか雰囲気とかこれエヴァの実写版?の印象が強い。初号機⇔巨神兵→ゴジラのイメージが重なる。

震災、意思決定システム、自衛隊と国防、米軍、空爆、東京大空襲、原爆投下、日本人のチカラ、復興・・・いろんなテーマ、メタファーを多層複層的に詰め込む、またオタクどもが語り始めるなこれは…等と余計な事考えつつも、その映像の圧倒的な迫力に驚嘆。音源の使い方も素晴らしい。大拍手。

2回目になると少し分析的になってしまい今度はストーリーの予定調和的なところが目についてしまった。クライマックスでの質量兵器を使いまくった後の重機群の動きとか、折り紙の解法のところとか、そもそもあれだけの巨大プロジェクトをあの短時間で完遂するのは現実無理だわな...とか。国家をステレオタイプに見てるよね、ちょっと。

ゴジラ(怪獣)という虚構存在をテーマとしつつも、リアリティを追求し成功したがゆえ、今度はそれを崩してしまうものが看過できない視点が生まれてしまったといいますか・・・それ虚構対現実?。そもそもキャッチコピーでもあった「現実対虚構」とは何の事か?。額面どおり(振られたルビ通り)に受け取ると「架空の巨大不明生物ゴジラに対するニッポンのチカラ」なんだけど、「作品「ゴジラ」と過去~現在の日本の現実の対比」みたいな視点でもおかしくなさそうだし。考え始めると深い罠に嵌っていきそうです。

テーマとかメッセージとかこじつけ始めるとキリがないですけど、なにより今作いちばんの評価はオリジナル1作目にあったゴジラの畏怖を今の日本・東京に蘇らせた事にあると思ってます。色んな現実感ある要素を使って感情移入させるその見せ方は見事というほかない。圧倒的破壊神たるゴジラを蘇らせた、それだけで大成功といえるのではないかな。

これから海外でも公開されますけど、各地でどんな評価を受けるのか楽しみです。日本研究のテキストになったりしそう。「ゴジラのガワ着せた不明生物型兵器なら、尖閣諸島どころか首都圏にもやすやすと上陸できるじゃん(by 中国共産党)」とか・・・。
いや、それメカゴジラですから。。。


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しかし…巨神兵東京に現る、ならぬ、ゴジラ東京に現るですな・・・。

わたしを離さないで第6話 [雑感]

ん?なんかおかしくない? 

TBS金曜ドラマわたしを離さないで第6話の佳境、小屋の中で美和が、恭子と一緒に猶予を申請してはいけない訳を二人に訴えるシーン。恭子が毎晩のように複数の男を連れ込んでいる(とアグリさんに聞いた)からというもの。
これ、アグリさんもしくは美和がそれぞれの嫉妬から嘘をついていると最初は思ったのですが、話しの序盤、トモとの事で頭がいっぱいの恭子が、訪れた顔の見えない男に向かって今日は疲れてるからと断るシーンが伏線としてあるわけで、そうすると悪いのは(いや別に悪くないですが)そういう行為を行う恭子という事になる。
本作のテーマとこれまでの展開から、恭子が寂しさを紛らわす、もしくは楽しみを求める為、そういう行為があったとしても別におかしくはないわけで、ああそういう展開か、運命のいたずらという展開か、と思ったのですが、そうすると変なのは、毎晩のように無遠慮に恭子の部屋をマグカップを持って訪れる美和がなんでそれに気づかねえんだ!ということになる。というかあのコテージの構造だと室内の会話ですら隣室や廊下に筒抜けのはず。なんかおかしくない?

とうとうと書いて参りましたが私が一体何を言いたいのかというと、このドラマ、人物の感情の機微とかそれなりに細かく表現されていて良い、でも若干詰めが甘いな、まだまだだな、という事。
あっ、ドラマ自体は面白いし見応えもあります。みんな見てね(^O^)/

詐欺サイト [雑感]

あろう事か、詐欺サイトにやられてしまったのである。

ショッピングサイトもどきの詐欺サイトで、クレジット決済を行ってしまい、クレジットカード情報と代金2400円也を渡してしまった。

何ともカッコ悪く恥ずかしい話しなのですが、これからの被害者を一人でも減らしたくて、ブログに書くことにしたのである。


<経緯>
・音楽関連のある書籍(アマゾン在庫なし。絶版間近?)を探していて、グーグル検索してみたら、検索順位2番目にそのショッピングサイトの商品ページが表示されたのである。しかも定価20%オフ、送料無料で。

こりゃラッキーと思い、即ポチして、迂闊にもクレジット決済まで行ってしまった。

※もはやインターネット通販を利用する事になんの疑問も抱かなくなっており、金額も1600円くらいのものだったので、つい慎重さを欠いてしまった。

で、翌々日に、ふと、あれ?あの注文、配送日に関する連絡を貰っていないな、いつ届くんだろ?と疑問がわいて、あれこれを確認し始めたところが、次々とおかしな部分に気づいてしまった。時すでに遅し。


<おかしな点>
・サイト上での購入金額(1641円)とクレジットカード利用金額(2395円)が異なっている。
・クレジット明細上、なぜか海外取引となっている。

・サイト側でこの注文に振られた「ご注文番号」は108番である。100って...注文少なっ。

・翌日、意味不明な日本語で簡体字中国語フォントのメールが来ていた。
 (件名:ご入金予定日のお伺い。クレジット決済済みの筈なのに。)

・こちらからの問合せメールには無反応。

・購入時はその商品ページに直接飛んだため気づかなかったが、改めてトップページを見ると、リストされている商品が一律20%オフとなっている。さらにここに載せてある商品データは他のショッピングサイトからパクったもののようである。

・トップページ及びブラウザのタイトルバーに名前(社名なり商号なり)がない。

・通信販売サイトなのに、特定商取引に関する法律に基づく表記がない。
(会社概要表記は一応ある。ただ調べてみると内容は出鱈目...。)

・ネットの知恵袋サイトには同様の詐欺サイトの事例が多数あった。それらの事例と自分がやられたサイトは別のものだが、サイトの作り・構成が全く同じ。

・ドメイン情報検索すると、国はバングラデシュ、メアドは中国、電話はニュージーランドのもの、と無茶苦茶

ここに至って、これは詐欺サイトだなと確信し、クレジットカード会社にカードの停止と再発行を依頼した。


<問題のサイト>(LYCSTIWE.COM)
 
  lycstiwe.jpg
ショッピングカートありマイページあり。ショッピングサイトの作りとして至極真っ当。 
商品もその分野のものがきちんとカタログされている。予め疑って見てないと怪しさはわからない。

 
振り返ると、怪しい部分もそれなりにあったにも関わらず、それに気づけなかったのが情け無い。 
海外(おそらく中国)で巧みに活動している以上、いったん騙されたら後は泣き寝入りするしかないのが現状。被害額2400円。金を無駄遣いしたならまだしも、悪意ある連中に与えてしまったというのが腹立たしい。
 
かなり大規模に行われている手口みたいで、同様のサイトがかなり大量にあるみたいです。  
アマゾンとかヨドバシとか明らかに信用のおけるものを除いては、初めてのサイトを利用する時は過度に疑ってかかるくらいがちょうどよいかと。
 
皆様是非是非ご注意を。
 
 

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