イル・ジャルディーノ・アルモニコ [音楽]
年末年始にかけて沢山の音楽好きな方のブログで書かれていたのが、2007ベスト(アルバム)記事。ワタシもそんな記事を書いてみたい!と思っていたのですが、何故か筆が進まない。
なかったような気もするし、あったような気もするし・・・。
*CD11枚組みで5000円弱。欧米ではクラシック・ジャズなどの旧音源を集めて、こうして廉価でBOX発売する事が多い。日本でもやればいいのに・・・やりませんよねぇ。。。
彼らも同じ事をやっているのだと思う。「ほら!面白いでしょ!これはどうだ!こういうのも凄いよ!」って。
90年代ベスト100は? [音楽]
- 普遍性(時代は変わっても変わる事がない価値。芸術作品としての硬度?)
- 時代へのインパクト (その時歴史が動いた、みたいな・・。)
- 自分へのインパクト (オレの心が動いた、みたいな・・。)
- 芸術性(客観と主観があって難しいところです。)
- 売上枚数(よく知られていない作品は困ります。)
*こちらは04年にローリングストーン誌が”ロック誕生50周年記念”として企画した「500 GREATEST ALBUMS OF ALL TIME」の100位までの記事が載っていた雑誌(SIGHT2005年冬号)。選出者はベック、ブリトニー、エッジ(U2)、キャロル・キング、ラモーンズ、・・・等々のとても書ききれない豪華メンバー(全271人)。レココレ誌に比べるとさすがに納得の結果?
自然と涙がでる [音楽]
先日とあるサイトで知ったCD「LONG JOURNEY HOME」。
ディズニーで制作されたケルト民族の歴史をテーマにしたテレビドラマのサウンドトラック(見た事ないので間違っているかも知れません)。アイルランド出身のアーチスト(ヴァン・モリソン、メアリー・ブラック、・・・)の歌とオーケストラによるストリングス曲が交互に並べられている構成。どの曲もとても美しい。
このCDを聴いていると涙が出る。美しさへの感動なのか悲しみの涙なのかわからないけど自然と涙が出てくる。悲しいニュースや映画や音楽などで涙する事はあるけど、それは何か具体的な事を想っての涙であって、何の対象もなく自然に涙する事に驚き。
ケルトの音楽はよく知らないけれど、人の営みや感情(苦しみ・喜び・せつなさ・・・)が凝縮された音楽なんだと思う。自分は特に悲しい事や辛い事を抱えてない(と思っている)んですが、どこか心の中にある悲しみの種に水をやるような効果があって、自分の感情が動かされるのかなと解釈してしまいました。
すごい力を持った音楽です。
トラヴィスの新譜(国内盤) [音楽]
TRAVISの新作「THE BOY WITH NO NAME」。
「バンドは消えても楽曲は残って欲しい(Invisible Band)」という自分達が掲げた理想が見事に具現化されている・・・と書くのは評論家的な言い回しか。なんにしても傑作です。
単なるCD紹介(ジョニ・ミッチェル トリビュート) [音楽]
そんなわけでCDも試聴をしないで買う事はまずないのですが、久し振りに見つけた瞬間に即買いしたCDがこれ「A Tribute to Joni Mitchell」です。ジョニ・ミッチェルの楽曲をいろいろなアーチストがカバーしているトリビュート盤。参加メンバーのあまりの凄さに見た瞬間マウスを左クリックしていました。
- ビヨーク
セカンド・アルバム(CLAP YOUR HANDS) [音楽]
もう少し早く記事にする筈だったのですが、1月にCD購入したCLAP YOUR HANDS SAY YEAH(以下、CYHSY)の2ndアルバム「サム・ラウド・サンダー」の事。
普段の新譜CDの買い方は、大体以下の3つ。
1)特定のアーチストの新譜は出たら買う。
2)ネットの音楽好きの方や知人のおススメをAMAZON等で試聴して購入。
3)CDショップ内でジャケ写や店舗のPOP等がピンときたら試聴機で試聴して購入。
買い方2)3)については、短時間(一曲あたりせいぜい1分)の試聴による印象を基に、曲全体を繰り返し聴いた時に自分が受けるであろう感じをイメージしてみるのですが、長年の鍛錬の成果(?)で、この方法で購入しても大きなハズレはないと思っています。
※聞きかじってパッとしないものは全体を聴いてもツマラナイし、繰り返し聴いても気に入る事は多分ない。短時間でもなにか感じる部分があるものは全体を聴いても良いだろうし、繰り返し聴いても簡単に飽きたりしない・・と思う。
※アナログレコードの買い方は少し違う。モノとしての評価もあるし、CDではツマラナイものがレコードの音で聴いてみると印象が一変するケースが結構ある。
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今回のCYHSYの新譜は、前作が去年の個人的ベストアルバムだったこともあって無条件に購入。
部屋のオーディオセットで最初に聞いてみたところ、1曲めの冒頭から割れた大きな音が出て、オーディオ装置が壊れたのかと思った。そんなノイジーな効果に象徴されるように、なんとなくディテールにこだわって作品をまとめたような印象。
平凡で退屈な曲をアレンジや音響効果で誤魔化して、いかにも立派な作品でござい!と見せるようなバンドって実は少なくないと思っていて、CSHSYもデビュー2作目にして早くもそんな状態?もしかして一発屋なのかと疑念が・・・。
いつものパターンで、第一印象で良くなかったものが何回も聴いていくうちに良くなるという事があまりないので、「これは久し振りにハズレかな」とがっかりしていたのですが、その後次第に印象が変わってきました。
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表面のゴチャゴチャしたものでデフォルメされているんですが、なにかその下には強いものがあるような気がする。でもそれは単に楽曲の魅力とは違う。例えばメロディはあまり耳に残らない種類のものだし・・・。
「これは!」という部分はないのですが、どこか中毒性があって癖になる。結局この2ヶ月の間、一番聴いた回数の多いCDになってます。
CYHSYというバンド、深そうに見えて実はあまり深くない?(あるいはその逆)。そんなつかみどころのなさに魅力を感じているのかも知れません。
※前作にも感じたことですが、一見ヘロヘロなのに妙な切迫感を感じるヴォーカルはやはり魅力的です。
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アナログ盤も追加購入。ただし特にアナログで聴きたい種類の音でもないので未だ未開封です(何で買ったんだ?。
メンバーが描いたと思われる絵。ヘタウマ・・というか下手?
こちらは1stアルバム収録の「THE SKIN OF MY YELLOW COUNTRY TEETH」のEP盤ジャケ。コメント不可・・・。
マリオピアノ [音楽]
少し前にニコニコ動画で見た”マリオピアニスト”のYOUTUBE動画
↓(約10分30秒)
謎の素人さんによるスーパーマリオ各テーマ曲のピアノ演奏。リラックスしすぎた服装はご愛嬌。かなりの腕前(特にラスト1分20秒のストライド奏法は圧巻。左手の動きが・・・見えない)。
全曲耳コピしている凄さや演奏の上手さに驚きなんですが、彼がのだめちゃんみたいな口で一心不乱に弾いている姿は、なんだかピアノを弾く楽しさに溢れていて、嬉々として見ていました。
※調べてみたら彼はアメリカ在住の音大生。VIDEO GAME PIANIST(またはBLINDFOLDED PIANIST)を名乗り、いろいろなゲーム音楽のピアノ演奏を披露する、ネット上ではちょっとした有名人みたいです(日本でも随分前から話題だったみたい)。
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という事で、どれか一曲弾きたくなってしまい、彼が起こしたピアノ譜をネット上で発見。(おそらく)一番簡単そうな「スーパーマリオブラザーズ2:エンディングテーマ」を先日から夜な夜な練習してます。
見込みでは「とりあえず弾ける」状態になるまで30時間以上(そこからマトモな曲になるまでに、さらに○○時間?)。なんとも悠長な話しなんですがNEWスーパーマリオブラザーズをクリアするよりは可能性があるかも知れません(まだ最後の城がクリアできてない・・^_^)。
(補記)
YOUTUBE上には同じ様なマリオピアニストがゾロゾロいました(プロみたいな人もいる・・・)。恐るべしはスーパーマリオ。
J-POPフロアへGO [音楽]
普段J-POPには興味が薄いのですが、休日出勤の帰り、久し振りにCDショップのJ-POPフロアに足を踏み入れました。
POLYSICSの「You-You-You」を購入する為です。
ご存知の方はご存知ですが、TVアニメ「ケロロ軍曹」のオープニングテーマに10月くらいから使われている軽快なポップチューンで、いかにもPOLYSICSなピコピコアレンジと超絶ドラムとブリティッシュポップ風の間奏部が気に入っておりまして・・・。
シングルCDに¥1500なんて馬鹿な買い物を普段はしないのですが、このCDは昔からちょっと気になっていたPOLYSICSと、いつも気になっているケロロ軍曹のコラボだという事で・・・。何年かぶりのJ-POPのCD購入です。
注1)
いい年してアレなんですがケロロ軍曹が好きで、実は毎週欠かさず見ています(子供か?)。
ケロロ軍曹についてその魅力を語り始めるとかなり長くなりますのでここでは語りません。
注2)
POLYSICSというバンド、いわゆるピコピコテクノロックなんですが国内よりも海外での評価が高い様です。オレンジのツナギをステージ衣装にした、かなりのハイテンションなステージ。80年代初頭のDEVO、プラスティックス等のヘンテコテクノバンドの正統的後継として評価されている様です。このジャンルは昔から日本の得意分野ですね。
※様です、様です、と言っているのは良く知らないからです(^^;;
付属DVD(ロンドンでのライブ)の中に、一発屋ザ・ナックの「マイ・シャローナ」のカバーが収録されていますが、単なるテクノ一本ではなくてロック好きの心のくすぐり方も結構上手なのです(以前はスピッツの「チェリー」のカバーもありました。POLYSICS節炸裂のスピッツ・カバー・・・)。
で、フロアをウロウロしていたら、コーネリアスの新譜が!。
確か来月発売だとばかり思っていたのですが・・・即、購入(まだ聴いてません)。
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はからずもJ-POP日和になってしまいました。
しかし邦楽CDって高いよなあ。これだけで約5000円です(ブツブツ。
ロン・セクスミス [音楽]
ここのところ忙しくてレコードを聴く暇もなかったのですが、何とか確保した時間の中で聴いていて、「音楽っていいよね」と素直に思えたCDがロン・セクスミスの「TIME BEING」です。
昔、カナダで郵便配達をしながら曲を書いてメジャーデビュー。その後、レーベル契約とか家庭の問題とか辛い話題もあった様ですが、地道に作品を発表してくれています。
すごく素敵なメロディを書く人で、クラシックでいえば、ちょっとひねりのあるメロディを持ったブラームスみたいな感じでしょうか。
ジャケットの写真の通り、はっきりいってスター性は感じられない(なんとなく冴えない)風貌?で、その曲も自分がふだん音楽に求めるワクワク感を感じるようなものでは全然ありません。「彼の曲がビルボード・トップ10に入る事は絶対ない!」と思ったりもしますが、彼の作り出す優しくて宝石の様な楽曲は自分にとって、ずっと付き合っていくであろうもののひとつです。
上手くいえないですけど、とても当たり前だけど大切な何かを歌う事ができる人なのだと思うのです。
こういう種類の音楽とそれを作り出す人がリアルタイムにいるのだというだけで、なんとなく幸福な気分になってしまいます。
機会があったら是非聴いてみて下さい(iTunes STOREに登録されています。ちょっと聞きではパッとしないかも知れません・・・>_<)。
※このTIME BEING(国内盤)にはライブ演奏がボーナストラックとして収録されています。普段ボーナストラックに関しては「無用なもの」と思っていますが、このCDに関していえば、別売しても良い程に素晴らしい内容です。
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* こちらはデビュー作。若い!誰でも年をとるのだなあ。
イケメンの秘密 [音楽]
一部の女性の方には大人気のレットミラーです。男の目から見ても「かなりのイケメンだな~」と思います。別にイケメンだからCDを買ったんじゃなく彼の作る曲が好きだから買ったのです(当たり前か・・・)。
テキサスのカントリーバンドのフロントマンという事ですが、前作の「THE INSTIGATOR」では、しっかりしたメロディーラインとそれをちょっとひねった部分やベースラインの使い方などに自分の好きなUKロックの要素が沢山みられて、さらにロック的な気持ちの良い疾走感など、曲作りのツボをわきまえている人だな~と。購入当時はかなり気にいって、しばらくの間ずっと聴いていました。この人きっと音楽オタクなんだと思います。
新作「THE BELIEVER」では”ひねり”や”疾走感”の部分はちょっと薄れていて、少し退屈な感もあるんですが、印象的なバラード等、優れたソングライターという印象に変わりはありません。
何かのCMにでも使われたら一気にブレークするかなと思っています。
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さて、イケメン話?です。
幸か不幸か現在では自分の容姿云々を気にする事はありませんが、「俺もこんな顔だったらモテモテか?」とは少しは考えてしまいます。
美男、美女の基準についてですが、昔読んだミラン・クンデラの「不滅」の中に数学的観点からの美しさの基準といったような事が書いてありました。
例えば「鼻」について。ある社会の中には鼻の高さが3センチの人も2センチの人もいて、それらの平均的なサイズを持った鼻がその社会の中ではカタチの良い鼻と思われるというものです。右目と左目の間隔についても唇の厚さも目の大きさも同様で、そういう平均的なサイズのパーツが揃った顔が美人(美男)に見えるというわけです。
時代や地域によって値はさまざまですが、ある集団の中では平均値が存在するので、ひとつの見識ではあるかなと。ただそういう事だとすると美人というのは没個性的という事になります。
洋の東西を問わず「個性が大事」などといわれますが、実はそういう平均的なものに惹かれてしまう傾向があるからこそ、建前として個性の大切さをあえて言う必要があるのかなと思ってしまいました。