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サラウンド2 [オーディオ]

正月明けにはさすがにケーブルが床に這っている状態は止めようとリアSPを仕舞うつもりだったのですが、サラウンド体験があまりに楽しくて結局そのまま居座ってしまいました。なお床と書いているのはリビング床です。ひどいものです。。。

で、その後いろいろサラウンドソフトを聴いていたので、その感想など。

1.素晴らしいリミックス
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ビートルズのLOVE。マーティン親子の手になるミュージカル・シルクドソレイユの音源(サントラ?)です。

ビートルズの楽曲をサラウンド化したり、複数の楽曲を使ってコラージュにしたりと、聴く前は奇天烈なものをイメージしていたのですが、これが聴いてみると楽しい。実に楽しい。

「抱きしめたい」での背中から来る黄色い歓声。まるで目の前でライブを見るよう。
「レボリューション」の冒頭、例のギターのリフが360度に立ち上がる様は圧巻。アドレナリン放出。
「Good Night」のストリングスで始まり、ブクブク音に包まれて聴く「オクトパスガーデン」はまさに水中庭園。

ビートルマニアやロックオヤジからすると作品を冒涜するのか!みたいなこと言われそうですけど、バッハ作品などと同じでビートルズくらいの素材になるとどんなアレンジをしようがオリジナルの良さが損なわれる事はない。こんな風に新たにビートルズを楽しめるって素晴らしい。いやはやこれは、サラウンドの特性を生かした素晴らしさという点ではピンクフロイド「狂気」と双璧ではないかと。

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大御所続く、クイーン「オペラ座の夜」「THE GAME」。
「オペラ座」のサラウンド音源は2003年頃、dvd-audioフォーマットで発売。高い評価があったのに廃盤になってしまった。その後Blu-ray AUDIOで再発(?)するも現在また廃盤で入手困難状態。また「THE GAME」も同時期にdvd-audioフォーマットで発売。暫くして廃盤、こちらは以後再発なし。。。

どちらも内容は評判どおりの素晴らしさ。厚いギターやコーラスが後方左右(曲によりあちこち)から迫ってくる様子、play the gameでの後方で回転するシンセの音など快感。クイーンの様にスタジオで音を重ねて作り上げた作品ってサラウンドに向いている。一度これ聴くとステレオ音源では満足できなくなるのが困る。というかこんな素晴らしい音源を埋もれさせてしまって良いのかと思う。是非再カタログ化を望む。

2.向き不向き
海外のクラシックレーベルはSACDフォーマットでサラウンド音源を収録・発売する事が少なくない。クラシックのマルチチャネルサラウンド音源の場合、ロック音源のようにリアSPに音を振り分けるというものではなくて、ホールトーンをリアSPを使って補強する感じ。
普段コンサートによく行くクラシックファンだと楽しいと思います。「おお、あのホールの響きが再現されとる素晴らしい」って。自分の場合、部屋聞きが主なので、実際のところステレオ音源に比べてさほどアドバンテージを感じない。

でも、前回のマリンバみたいにマルチチャネル再生の楽しさを味わえるものもあるし、これは内容次第というところか。

※妄想ですけどピアノ曲で演奏者の耳位置にマイクを置いて録音したものをサラウンド再生すると面白そうな気がする。すごく無理ありますけど。
 
 
3.副作用?
サラウンド音源は楽しい。リスニングポイントに座って聴いていると文字通り音楽に包まれて心地いい。

でトイレ休憩。4本のスピーカーの中心から外に出て、中で鳴ってる音を外から聴くと意外なほど小さな音量で聴いていた事に気付く。ちょうど四方から中心に向かってレーザーを照射し中心部だけにエネルギーが集中した状態か。中心に入るとそれなりの音量で迫力も感じるのに妙な感じ。というかこれ、集合住宅とかで音楽聴く人には福音なのではないかと思った。

※ちなみに現在の環境はセンターSPとサブウーハーは使わず4.0チャネルの構成。これで何の不満もない。というかこれ以上スピーカー置けないし。

今回はサラウンド関連の話なのですが、最近、サラウンド音源に限らずレコード・CD・DVD・・・音楽ソフト購入欲が強くて出費が激しく仕方ないのである。たかが1枚数千円さりとて1枚数千円。ふと気付くとクレジット請求額がすごい事に(◎◎。

その理由というのがサラウンド効果で部屋で音楽聴くのが楽しくなってしまって次から次へと興味がわいて仕方ないから。さらに入手困難になったサラウンド音源をたくさん見てきたので、欲しいものがあったらとりあえず買っとけみたいなw。これは非常に良くない買い物パターン。

まあストレスからくる買い物依存みたいなネガではないし、仕方ないよね・・・と勝手に納得してます(--;;

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