それでもあまり不便に感じない

新宿タカシマヤのHMVが閉店なんだって。

ここ１年のことを考えたら、普段よく行く池袋でも、

・ＷAVE西武百貨店　 　   ⇒閉店
・ＨＭＶサンシャイン６０通り　⇒閉店
・ＨＭＶメトロポリタンプラザ　 ⇒売り場縮小
・ＲＥＣＯＦＡＮ  　            ⇒フロア縮小

と大型チェーン店の閉店・縮小が相次いだ。ＣＤって売れてないんだなと思う。

音楽パッケージソフトの売上が毎年１割ずつ下がっている事については、娯楽が多様化したからだとか、魅力的な新譜タイトルがないからだとか、違法ダウンロードの影響だとか、音楽配信が普及してるからだとか、いろいろと言われてますが、決定的な理由というのは、音楽をデカイ音でスピーカーで鳴らすなんて事が今ではカッコ悪い（ダサい）事だと思われてるからじゃないのかなと私は思ってます。

興味のない人にとっては音楽って時間的に連続したノイズでしかないわけで、隣戸・近隣からそんな音が聞えたらやっぱり面白くない。少なくとも都市部に暮らしている限り、周囲に一切聞えない音楽の聞き方というのはなかなか難しいわけで、そういう事を皆がうすうすと考え始めてしまったからじゃないかなと。個人の権利こそ絶対、の社会。

※だからポータブルプレーヤーでヘッドホンで聴く分には全然ＯＫ。その場合あえてＣＤを買って持っている必要はない？

こんな流れで今後２～３年もすると「店舗でＣＤを買う」という行為が、今の古書とかフィギュア等と同様に、一部の好事家を対象とした専門店でしかできないものになりそうな気がします。ＣＤ買うのにわざわざ御茶ノ水・秋葉原に行くとか・・・。

時代の流れというのか・・・個人的にはそれでもいいような気がしますけど。レコードは既にそうなってるし。

最近はわりと小さめの音量で音楽聴いてます。
 

コメント 5

大きな音で聴いても怒られないド田舎に住んでます。
それは特権だと思いますが、音楽を手に入れるには不便。＾＾；
今の音楽ソフト事情を考えれば、
ＰＣとオーディオをつながなければなりません。
やはり、好きな音楽は幾つになっても手に入れたいから。

私は、どうしてもヘッドホンに馴染めなくてねー。
耳にストレスを感じて落ち着けないんです。
それに、ある程度の音量に
音楽の魅力を感じてしまいましたからねぇ・・・

by たいへー (2010-01-07 16:37) 

＞りぼんさん
訪問ありがとうございます。
by ふじのしん (2010-01-07 18:30) 

＞たいへーさん
ソフト購入は・・・ネット利用すればダイジョウブです＾＾。
地方に住んでた子供の頃は近くにロクなレコード屋がなくて、そんな事からもいわゆる都会に憧れてました。今ならもう憧れないかも。

私もやっぱり自分の前方で空気の振動を感じられるような聴き方が好きです（ヘッドホンしてると耳が痛くなったり痒くなったりしますし・・・）。
今の時代、大きな音を出せる環境を持つ事が出来るというのは、本当に貴重な事だと思います。

by ふじのしん (2010-01-07 18:31) 

音楽はやはり大音量で聴きたいと思っています。その環境を確保するのが難しくなってきていること、よくわかります。やっぱりダウンロードも大きいですね。本屋とレコード屋（今はCD）は永遠にわくわくする場所であってほしいものです。

台湾では人々が日本ほど騒音について神経質ではないので、休日などはかなり大きい音で音楽を聴いていました。しかし、こういう生活もあと少しで終わってしまいます。
by 鯉三 (2010-01-09 23:38) 

＞鯉三さん
ブラブラと店にいるのは楽しいし、センスの良いＰＯＰによってお気に入りのＣＤに出会うという事も良くあります。ＣＤショップについてはやっぱりそういう場所であり続けて欲しいですね。
（書籍に関していえば「実物を見る事で欲しくなる感」がさらに強い気がします。）

音楽が終わった時の静寂を聞くと、音を出すというのはそれだけで少し野蛮なところがあるのかなあと感じる事があります。住環境によるところが大きいですけど、最低限のマナーは守っていきたいなと思います。

台湾生活の最後、楽しんでください。
by Buji (2010-01-10 09:58)