ミニオーナーの考え方 [雑感]
閲覧しづらい状況の中、ご覧頂いている皆様には感謝致します。
昔乗っていた英国車ミニです。
クイックなステアリングと固いサスペンション、剛性の高い車体などが相まって、いわゆるゴーカートみたいな運転感覚。スポーティ・カーなどというよくわからないジャンルの車より全然スポーツカーでした。
※短いホイールベースで固いサスペンションの為、未舗装の道を走るとポンポン跳ねて、後席の乗員は天井に脳天直撃!?。多人数で乗っているとただ走っているだけで、いつもやいのやいのの大騒ぎでした。
ただし、パワステ無し、マニュアルシフト、エアコン無し、小さなエンジン(1000cc)・・と安楽さとは全く無縁の車で、普段街中を走るのは何の問題もないのですが、長距離ドライブだけは苦手で、1日に何百キロも走った後、渋滞の中を巨大なトラックに囲まれて首都高を走ったりすると、ものすごいストレスが・・・。
「もっと大きくラクな車にすればいいのに・・・」と呆れられる事も多かったんですが、不思議なものでこの車、そういったマイナス面よりも「限られた性能をどう使うか」という風に思わせる部分があって、どんなに疲労困憊で悪い交通状況の中でも「しばしの辛抱」というような考え方が身についてしまいました。
そういうのってダンディズムの精神だなと思います。
※ダンディズムという言葉は、ビシっとしたスーツ、帽子、レザー製品、等にイメージされる英国ファッション的なイメージで使われる事が多いと思うんですが、本当は、自分ではどうにもできない酷い状況の中でも飄々として普段の姿を崩さず、ユーモアを欠かさない精神を指すのだというような話しを聞いた事があります。
見方を変えれば、ちょっと変わり者?
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突然何をわけのわからない事を書いているのかというと、先日からのソネットブログの「大規模改修」後のトホホな状態※の中、「いつものことだから」と鷹揚に構えるソネット・ユーザの皆さんの姿(自分も)をみて、「なんだかミニ・オーナーみたいだ・・・」と、ふと思ってしまったのです。
※ソネット・ブログの「メンテ作業」。メンテの度に「改善が見られない」「さらに酷くなった」といった事象を繰り返しながら、それに対するアクションがまったく行えない企業姿勢もともかくとして、作業の計画・設計においてエンジニアリングのセオリーがまったく欠如しているように見えるのが不思議といえば不思議です。
DB/ハードウェアベンダーといった専門の業者も関わっていると思うのですが、一体どういう人がどんな作業をしているのかと変な興味が沸いてしまいます。システム仕様含め、いっそのこと全部オープンにしてみたらどうなんでしょう。
今の時代、役に立つアドバイスがあちこちから受けられると思うのですが・・・。
(実のところ、作業時間も作業効果も全然見積もりができない、つまり「わかっていない」状態なのが見えてしまって、ちょっと気の毒。)
お早うございます!^^
前から思っていたのですが・・・「欧米人の体格を考えると、何故この車はこの大きさなんだろう?」
なるほど、英国流のダンディズムですか!そういえば、「QUAD」 も小さいですね。日本と同じく小さな島国だから、ある意味国民性も似ているのでしょうか?英国流のお洒落は日本でいうところのさしずめ 「粋」 ?
ソネブロユーザーも行儀いいし・・・d(^。^)
by まめぞう (2006-06-16 05:12)
最新メンテの成果かしらないが、今の時点ではスムーズですね。
一時期憧れたんですよ。 その頃は体も小さかったし・・・
アナログプレーヤーでレコードを聞くようなもんでしょうか?
そういう、「面倒くささ・不自由さを楽しむ」ところ、あると思う。
でも、ソネブロの「重~~~いのは、カンベンです。
by たいへー (2006-06-16 07:08)
おはようございます。イギリス人は倹約家でプライドが高いのである意味ぴったりでしょうか?車をしょっちゅう乗り換えるのは一部のお金持ちをのぞけば日本人ぐらいですよね。
それにしても「ミニ」かわいい!!マニュアル車も懐かしいです。
So-net Blog…、何もいいませんよ〜。言いません(;_;)
by くみみん (2006-06-16 07:15)
確かに以前知り合いのミニに乗せてもらった・・・しかも後部、そのときの振動と、狭い部屋で宴会やっているような状態は、特別なものでした。
友人に何人かいましたが、夏はオーバーヒート対策でヒーターを焚いたり、ボロ過ぎて、走っていると足元の穴から道路のアスファルトが高速で流れていく様が見えたり・・・と尋常ならざる経験をしつつ、それでも乗り続けているという状態でした。
そういう意味で、究極のダンディズムがミニにはあるのかもしれませんね。
現行のミニもすばらしい車ですが、BMWなので全く異なる車になってますね。
by 坂田マンボ之介 (2006-06-16 10:36)
>エルモさん
大戦後の石油供給不安(スエズ動乱?)から、メーカーBMCが設計者のイシゴニスに「小型車作れ」という指示を出して生まれた車なので、まず「小ささありき」だと思います。
その限られた寸法の中に詰め込まれた機構と知恵と性能を思うと、20世紀最高の工業デザインのひとつだと思っています。
あーっ、QUAD。憧れのブランドなんです。
英国オーディオが小さいのは押入れ(クローゼット)に隠して使うからだと聞いた事があります。メンテの自信がないので今は手は出しませんが、いつか所有してみたい。
日本語では確かに”粋”ですね。アメリカ英語?なら”クール”?。
英国の文化や製品について、書き始めると本当に直ぐブログ5本分くらいになってしまいそうなんです。英国かぶれです。
コメントありがとうございました。
by Buji (2006-06-16 13:15)
>たいへーさん
今も結構?スムースです。
ミニは子供の頃からずっと欲しくて、社会人になってから貯金を始め、2年目には買ってしまいました(ローンですけど)。そういえば英国ヴァージン会長のブランソンも若い頃に乗っていたそうですよ。
今の時代にレコードを愛好する人やわざわざ小さい車に乗る人って、変わり者というか苦労を楽しむというか、確かに共通するものがあると思います。
コメントありがとうございました。
by Buji (2006-06-16 13:24)
>kumiminさん
この車、結局10年近く乗っていました。
新型車が出る度に乗り換えれば、乗り味なども変わって楽しい部分もあるのかも知れませんが、車をステイタスみたいに扱う考え方(日本人特有?)だけはやっぱり分かりません。
身の丈に合ったクルマをきちんと手入れして長く乗っている方が、全然”クール”だと思うんですけど・・・。
コメントありがとうございました。今日はソネブロ、ちょっと調子いいですよ(^^。
by Buji (2006-06-16 13:38)
>マンボさん
NAVIか何かに書いてあった気がしますが、ああいう小さい車に好んで乗っている人ってマゾヒスティックな部分がある・・・という事かも知れません。子供が押入れに入って遊んでいるのと近い感覚なのかと・・・。
当面”クルマ”の予定は無しですが、さすがにあのサイズはツラいので、もう少しラクなのがいいなと・・・(^^。
コメントありがとうございました。
by Buji (2006-06-16 13:47)
ワタシもね、マニュアルでミニクーパーのっていました。
かわいくって、大スキー。
調子が悪くなって、何度か入院させました。
でね、最後には、エンジンもおろして、バランバランになりましたが、
調子がよくならず、はっきりした原因もわからないので、
お別れしました。(涙)
by knacke (2006-06-17 08:12)
>きむたこさん
コメントありがとうございます。
自分のミニは10年近く故障は皆無で、「やっぱり構造がシンプルなのね」と思っていました。
お別れのときの悲しそうな後ろ姿が忘れられません(涙。。。
by Buji (2006-06-17 11:22)